夏は来ぬ!

今日は立夏に相応しい陽気になった。朝から気温があがり、9時現在で玄関の寒暖計は21℃を指していた。外へ出て少し体を動かすと汗ばんで来る。昼前にピーマンの植え付けを予定していたが、陽の傾く夕方に変更した。庭の花々も夏の訪れを待ち侘びていたかのように、花びらを広げて日光を少しでも多く浴びようと懸命である。
 夕方近く野良仕事を終え、縁側から夕涼み気分で裏山の景色を眺める。若葉を付けた木々の梢は微かに揺れている。突然、目の前をアゲハ蝶が悠々と通り過ぎた。時間はゆっくりと流れ眠りを誘う。時折、思い出したかのように風が部屋を通り抜ける。平和で静かな夏の訪れだ。でも日が落ちると田圃では「夏は来ぬ」「夏は来ぬ」と蛙の大合唱が始まるのだ。

玄関への階段下に咲くシャクナゲ
玄関への階段下に咲くシャクナゲ

地面に這うように咲いていたシャクナゲも二輪咲きになった。
地面に這うように咲いていたシャクナゲも二輪咲きになった。
北又川を渡る橋のたもとに咲いていた白いシャクナゲ。
北又川を渡る橋のたもとに咲いていた白いシャクナゲ。