負けて、夢は一層膨らんだ

 
 W杯サッカーの決勝トーナメントでは日本はウルグアイにPK戦で敗れ、残念ながら初のベスト8入りは成らなかった。今回は、予選でシュートを決めた選手とPK戦でシュートを外した選手は永遠に誰もが忘れないだろう。残酷だが、チームプレーのスポーツには付き物である。私も昔、草野球でサヨナラエラーを演じたことがあったが、本人はいまだにその時の情景を鮮明に記憶している。おそらく一生涯、忘れないであろう。でも、物事は考えようで、勝ったからと言って必ずしも強いからではないし、そのことで重荷になることだってある。逆に、負けたのは必ずしも弱いからではない。また、そのことで更に強くなるケースだって多い。これで4年後にまた夢を膨らませることが出来る。決勝トーナメントまで駒を進めたのは快挙であり、あっ晴れである。堂々と胸を張って凱旋してほしい。

紫陽花

 季節の花というのは、どの場所で咲いていても周りの風景と合い、納得できる。逆に、その時期に咲くはずの花が咲かないと周りの風景もそれを眺める我々も何となく落ち着かない。とりわけ俳句を好む人は困るだろうなと思う。
 近くの棚田では、梅雨の時期になると畔道の所々で紫陽花が咲く。今年は春先の降雪や低温が影響してか少し開花が遅れたが、最近になってようやく咲き揃いほっとした。拙庭でも彼方此方で咲き始め、沢を流れる水の音と相まって、梅雨の鬱しさを忘れさせる清涼感が辺りに漂う。でも一句がなかなか浮かんでこないのは情けない。

棚田に咲く紫陽花
棚田に咲く紫陽花

山桜の木陰に咲く西洋紫陽花
山桜の木陰に咲く西洋紫陽花

山桜の木陰に咲く西洋紫陽花
山桜の木陰に咲く西洋紫陽花

日本紫陽花も趣がある。
日本紫陽花も趣がある。

沢沿いに咲く山アジサイは既に満開を迎えた。
沢沿いに咲く山アジサイは既に満開を迎えた。

ジャガイモ掘り(その2)

梅雨の合間を縫って中伊豆体験農園を訪れ、オーナー区画のジャガイモ掘りを行った。キタアカリとメークインでそれぞれ15株づつだが、汗だくの作業だった。梅雨の合間とは言え、真夏日を超える程の猛暑だった。途中で水分補給や休憩をしながら何とか掘り起こした。明日から、また梅雨に逆戻りらしいので、先日、一般菜園で掘り残した北海コガネも、ついでに収穫したかったが、熱射病になってはかなわないと思い断念した。今日は久しぶりに夏らしい暑さを味わった。

オーナ区画のジャガイモ
オーナ区画のジャガイモ

キタアカリ
キタアカリ

メークイン
メークイン

「北海コガネ」 : 今回も掘りそこなってしまった。
「北海コガネ」 : 今回も掘りそこなってしまった。

ブルーベリー

 拙庭には4株のブルーベリーが植えられている。今年、花を咲かせたのは2株で、実を付けたのは1株だけである。実を付けたのは降雪の後に開花したもので、降雪の前に開花したのは一粒も実を付けなかった。開花時期が明暗を分けた。
 実は熟すと薄緑から紫に変色し、最終的には黒に近いブルーになる。今朝も起床と同時に庭に出て、熟した実は全て採取した。夕方、近くの木の枝にヒヨドリがいた。覚えていたのだ。そろそろブルーベリーが食べ頃だろうとやって来たのである。でも、残念ながら残っているのは薄緑色の実ばかり。何度も頭を傾げていたが、諦めて何処かへ飛び去ってしまった。

今朝採取したブルーベリー
今朝採取したブルーベリー

採取後は薄緑色の実だけ。
採取後は薄緑色の実だけ。

W杯日本代表チーム予選突破

 サッカーW杯で日本代表チームが強豪デンマークを破り決勝トーナメントに進出した。やはり本田圭佑選手がやってくれました。頼りになる男です。極度のプレッシャーの中で実に冷静にプレーできるのが凄い。日本人の誇りです。彼をトップに起用した岡田監督のファインプレーでもあると思う。勿論、試合に勝てたのはチーム全体の力であったことは言うまでもない。決勝トーナメントでも是非頑張ってほしい。いつの間にか夜が明けたが、暫くは勝利の余韻に浸っていたい。

本田選手の得意の無回転シュートで決めた。
本田選手の得意の無回転シュートで決めた。

茜雲

 西の空に茜雲が広がりました。思わず溜息が出た。此処では、丁度、今頃の梅雨の晴れ間に見るのが最も鮮やかである。でも、これほど鮮やかなのは滅多に見ない。お蔭さまで拙亭も茜色に染まりました。沢ではそろそろ蛍の出番です。

茜雲 : こんなに鮮やかなのは年に一度あるか位である。
茜雲 : こんなに鮮やかなのは年に一度あるか位である。

拙亭も茜色に染まりました。
拙亭も茜色に染まりました。

ジャガイモ掘り

 今日は貴重な梅雨の晴れ間でした。早速、中伊豆体験農園を訪れ、ジャガイモ掘りを行った。先ず、葉の枯れかかっていたキタアカリとメークインを掘り起こした。北海コガネは、葉がまだ青々としていたのでそのままにして置いた。でも今月中には掘り起こさねばなるまい。掘り起こしたジャガイモの大きさや数量は、やはり葉の生育具合に比例し、キタアカリは大きさ、数量ともにメークインの半分程度であった。何故そのようになったのか素人の私には分らない。後日、管理人に診断してもらうつもりである。なお、オーナー区画のキタアカリとメークインの収穫は2日後に延期した。こちらの方は葉や茎の生育状況が良かったので、期待できるかもしれない。

キタアカリ : 小粒で数量も少ない。
キタアカリ : 小粒で数量も少ない。

メークイン : 大きさ、数量ともキタアカリの2倍近い
メークイン : 大きさ、数量ともキタアカリの2倍近い

愛犬「花」

 拙亭玄関を飾る絵の中の主は、娘夫婦が飼っているラブラドール・レトリバー犬である。名前は「花」である。実物は東京の自宅に住み、柴犬の「愛」、雑種の「福」と共に3匹仲良く暮らしている。普段も非常に活発であるが、特に修善寺の拙亭を訪れたときは、興奮して庭中を駆け回ったり、沢で水遊びするなど手に負えないくらいである。また自宅で再会した時は、3匹が競って派手な出迎えを演じるなど夫々に愛すべき犬、いや家族の一員でもある。

玄関で番をする愛犬「花」
玄関で番をする愛犬「花」

蛍袋など

 夕方になって、やっと雨風が止み、時折、西日が射し、急に気温が上昇した。沢沿いの草むらでは「蛍袋」がひっそりと咲いていた。この花の中で蛍が明かりを灯したら、さぞかし美しくて幻想的だろうなと思う。でも、虫籠の中では可能だろうが、自然界でそうした光景を見るのは余程の偶然性が重ならない限り殆ど不可能だろう。
 菜園では、蔓なしインゲンが茄子や胡瓜と同様に収穫期を迎え、毎日のように食卓に並ぶ。蔓インゲンもようやく花が咲き揃い、中には小さな実を付けたのもあった。ミニトマトは鈴なりの実を付けているが収穫はまだである。また拙亭の縁側脇のブルーベリーは、1日平均、10数個づつの実が熟し、野鳥に啄まれないよう、早めに収穫している

蛍袋
蛍袋

蔓インゲンの花
蔓インゲンの花

蔓インゲンにも実が付きました
蔓インゲンにも実が付きました

ミニトマトの実。
ミニトマトの実。
ブルーベリー
ブルーベリー

ゴルファーの悩み

 一縷の望みに胸ふくらませて挑んだ若洲ゴルフリンクスでのランドは、或る程度予想していたが、無残な結果に終わった。スコアだけでなく内容も満足できるもではなかったのは誠に無念であった。全米オープンの予選ラウンドで好成績を出し、期待を背負って決勝ランドに挑んだ石川遼君も残念な結果に終わったのを見ると、ゴルフは決して甘くない。でも、ここで諦める訳にはいかないので、再度、レッスンプロにスイングチェックを依頼することにした。やはりスイングを体で覚えるまで最低2年を要するというのは本当かも知れない。
 片や、女子プロの宮里藍選手はLPGAでツアー5勝目を見事に果たした。素晴らしいの一言に尽きる。また、その内の4勝は今年に入ってからで、日本人としては、初めて世界ランキング第1位になった。彼女はアメリカツアーに本格参戦してから4年になるが、必ずしも平坦な道のりではなかったらしい。2007年には、予選落ちを何度も繰り返すなどの不振に陥り、スランプに悩んだ時期もあるという。でも、スランプを経験できるというのは羨ましいと思う。私の場合の様に、初期の段階で長年、躓きっ放しというのはスランプとは言わないそうである。ああ、スランプを経験出来る程のレベルに一度でいいから達してみたい。3日ぶりに修善寺へ戻ってきたが今夜も蛍が元気に飛びまわっていたのはせめてもの慰めであった。